支払いペナルティの厳しい米国(ハワイ)
日本もようやくマイナス金利が解除されゼロ金利となりました。
GWも控え徐々に円高に振れてくれるとハワイにも行きやすくなるのですが、金利政策もむなしくさらなる円安で戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
日本人にとっては円安も厳しいのですが、ハワイに不動産を所有していて感じるのは管理費や固定資産税の支払いが遅れた場合のペナルティの厳しさです。日本では支払いが遅れた場合、「すみません。以後気を付けます」で多少信用に傷つくレベルですがハワイではそうはいきません(世界的にはむしろ日本が甘いのかも?)。
まずは固定資産税、一日でも遅れると遅れたことによるペナルティである不納付加算税が4%~10%かかります。日本の固定資産税には不納付加算税はありません。それに加えて延滞金(利息)が年12%がかかります。日本の固定資産税は年8.7%ですのでこれは政策金利の差といえるでしょう。
そして管理費の未払いによって生じるペナルティ、ハワイの不動産管理料には二通りあります。ひとつはコンドミニアムそのものの管理人の人件費や電気代、ごみ捨て代など日本でいうマンションの管理費や修繕積立みたいなコスト。もう一つは入居者募集や宿泊費の回収のコストいわゆる不動産屋さんへのコスト。多くの日本の投資家は後者の業務を日本語の通じる管理エージェントに委託しています。この場合はこれらに加えて固定資産税の支払いや投資家のハワイ口座への振り替えなども行ってもらいます。
ペナルティについては管理会社によりますが、100ドル程度がLate Chargeとして加算されます。日本人向けの管理会社ですと支払い遅れがないように対応してくれますが個人で支払っている場合、残高不足や小切手の郵送ミスなどがあると大変なことになります。わたしも引き落としのクレジットカードの変更手続きがうまくいかず2,3カ月遅れてかなりのペナルティを課せられたことがあります。何通か督促状が来ていたのですが同じような郵便物であったため気が付かなかったのです。みなさまには是非日本対応の管理会社に委託することをお勧めします。
(内藤)